全内部反射蛍光顕微鏡(TIRFM)のポジショニングソリューション

全反射蛍光顕微鏡(TIRFM)では、蛍光を強める目的で、レーザー光がスライドガラス、マイクロタイタープレート、またはシャーレのガラスプレートを平角に照射します。

それでも、レーザー光の電磁場がガラスプレートの他の面のサンプル量を透過し、100~200 nmの侵入度のエバネッセント場が生じます。Z方向に刺激される領域が狭くなった結果として、標準の広視野つまり共焦点蛍光顕微鏡より良好なZ分解能を得られます。ここで、Z分解能は通常500 nmです。このため、比較的シンプルで安価な超解像方式として、光学顕微鏡ではTIRFMがより頻繁に使用されています。

入射臨界角の設定

入射臨界角を設定するには、輻射ケージをずらしてTIRF蛍光刺激のレーザー光をミラーおよびレンズに合わせ、特定の角度の対象物のエッジに垂直に対するようにします。

これは、2つの>> Q-545 Q-Motion®高精度リニアステージを組み合わせることで可能になります。このリニアステージは、圧電慣性動作が優れているため分解能をナノメートルの精度で微細にポジショニングでき、コンパクトである上に安価です。コントロールは、>> E-872.401 Driver Electronicsによって行われます。

  • コンパクトな設計
  • 分解能をナノメートル範囲で微細にポジショニング
  • 高速ポジショニング

サンプルの高精度ポジショニング

PILine® XYステージは、平面上のサンプルをマイクロメートルの10倍の精度で素早く正確にポジショニングし、>>C-867 PILine®モーションコントローラーでコントロールされます。
非常に薄型で高精度のPInano® XYZピエゾシステムは、PILine®ステージ(>>P-545.3R8Sなど)にマウントできます。3方向(x、y、z)すべてで1ナノメートル精度のポジショニングが可能です。

詳細な分析情報と露出度の高い画像を得るために、X方向およびY方向にナノメートル単位で段階的にサンプル全体をスキャンします。モーションがきわめて微細なので、Z方向への立体測定が可能になり、焦点をずらすことができます。さらに、非常に高速で信頼性の高い>>E-727コントローラーにより、PInano®のポジショニングノイズは小さく抑えられます。