- 会社 - Physik Instrumente (PI) GmbH & Co. KG

グラナイト製品のスペシャリストであるピー・ヂー・ダブリュー株式会社の株をPI社が100%取得

このたび、高精度位置決め技術とピエゾアプリケーションのマーケットおよびテクノロジーリーダーであるPhysik Instrumente(PI)社(ドイツ カールスルーエ)は、日本のピー・ヂー・ダブリュー株式会社の株式を100%取得いたしました。ピー・ヂー・ダブリュー株式会社 2021/2/25をもちまして株式譲渡が完了いたしました。

日本航空宇宙技術の中心地である岐阜県にあるピー・ヂー・ダブリュー株式会社は、グラナイトの石定盤の加工技術とそれを用いた位置決めシステムを設計製造する能力を有しています。これら二つのスキルは、PI社デザインセンターのグローバルネットワークを構築するというPIの企業戦略に完全に合致しています。中期的には、ピー・ヂー・ダブリュー株式会社もこのネットワークに加わる予定です。将来的にはPIの位置決めシステムをピー・ヂー・ダブリュー株式会社で組み立てることも計画されています。

グラナイトには、熱や振動を吸収する独特の特性があります。ピー・ヂー・ダブリュー株式会社では、最高レベルの平坦度を持ったグラナイトの石定盤を製作することが可能です。これらの石定盤は、半導体、ライフサイエンス、フォトニクス、産業オートメーションの分野において、高い精度が必要なアプリケーションに用いられます。Physik Instrumente社のCEOであるMarkus Spanner氏は、 「ピー・ヂー・ダブリュー株式会社の参加により、当社のポートフォリオ全体で位置決めシステムを提案してゆく可能性を広げ、成長市場であるアジアへの拡大を強化することができると考えております。」 と述べております。 またMarkus Spanner氏は次のように述べています。「将来のPI Design Center for Asiaでは、最高の精度を備えた精密なシステムを構築するために必要なノウハウを提供します。"今回の経営統合は、アジアにおけるPIの性能自動化分野の成長に大きな弾みをつけるものであり、昨年の中国におけるPIの生産工場の開設と軌を一にするものです」とCEOは強調します。

PIとピー・ヂー・ダブリュー株式会社は、長年にわたってビジネス関係を維持してきました。"ピー・ヂー・ダブリュー株式会社のオーナーである渡邊速太氏は、「2社の製品による統合が今後のビジネスをさらに成功させるための重要な要素となりうるでしょう」と断言しています。渡邊氏はピー・ヂー・ダブリュー株式会社の将来的な発展を見据えて、PI社に譲渡することを決断しました。 ピー・ヂー・ダブリュー株式会社がPIグループの傘下に入ることで、世界有数のハイテク企業グループの一員として、より多く成長するでしょう。と期待しております。 ピー・ヂー・ダブリュー株式会社の経営陣は、新しい経営体制に統合されます。

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PI社について

PI社は、ドイツ カールスルーエに本社を持ち、ライフサイエンス、半導体製造、フォトニクス、産業オートメーションなどのハイテクビジネスセクターでの高精度ポジショニングの市場およびテクノロジーリーダーです。世界中のお客様と緊密に連携し、50年間PIのスペシャリスト(約1,300人)は、技術的に可能なものの境界を何度も押し広げ、カスタマイズされたソリューションをゼロから開発してきました。350を超える付与済みおよび申請中の特許は、イノベーションに対する同社の主張を強調しています。PI社は6つの製造拠点、15の営業支店をヨーロッパ 北アメリカ アジア地区に構えています。

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