弊社が接続にEtherCATを使用する理由

EtherCAT (Ethernet for Control Automation Technology)は、オープンでリアルタイムなイーサネットベースのフィールドバスシステムです。
EtherCATの開発時の目標は、短いデータ更新時間(サイクル時間とも呼ばれる。100 µs以下)が求められるオートメーション用途に、低通信ジッター(高精度同期用。1 µs以下)でハードウェア費用を抑えてイーサネットを応用することでした。
EtherCATは、マシン制御ソリューション向けの堅牢で高速なリアルタイムネットワークとして、制御システム工学においてますます利用されるようになっています。更新速度が確定され高速であり、すべてのネットワークデバイスを非常に正確に同期できるため、マシンの構築やシステムの統合においてEtherCATを利用した専用のモーションおよびマシンコントローラーを活用して、最高レベルのパフォーマンスを保ちコスト構造を抑えたまま、完全なマシン制御ソリューションを簡単に構築可能です。
EtherCAT搭載ヘキサポッドモーションコントローラー
- ヘキサポッドなどの6軸ポジショニングシステムをEtherCAT経由で制御可能
- パラレルキネマティック向けの座標変換に対応
- 位置入力は直交座標で行い、コントローラーが座標変換を処理
- 基準システム(Work、Tool)を素早く簡単に変更可能
- 空間内で安定した仮想の回転中心を自由に定義可能
- BiSSインターフェースでモーターブレーキおよび絶対値測定センサーをサポート
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ホワイトペーパー
Controlling Hexapods via EtherCAT®
Easy Integration of Six-Axis Robots into the Process Environment
日付 / バージョン
WP4021E R1 2019-07
pdf - 1 MB
日付 / バージョン
WP4021D 2019-07
pdf - 1 MB
EtherCATフィールドバスインターフェースを備えた、ピエゾナノポジショニングシステム用デジタルマルチチャネルコントローラー
コントローラーとナノポジショニングシステムは、CiA402駆動プロファイルに従ってインテリジェント多軸駆動のように動作します。工業および研究分野のオートメーションシステムにシームレスに統合できます。動作モードはIEC 61800-7-201に準拠したサイクル同期位置制御(CSP)、プロファイル位置制御(PP)、ホーミング(メーカー固有の手法:オートゼロ)があります。サイクル時間は2 msです。
産業用途向けのACS製モーションコントローラー
- 過酷な多軸オートメーションに対応した高性能モーション制御ソリューション
- EtherCATマスターとして動作可能
- 2台目のEtherCATマスターモーションコントローラーとして既存のPLCアーキテクチャに統合し運用できます。これにより、難しいモーションを元の
- ネットワーク内で
- コントローラーから直接制御できます。ServoBoost
- などの独自アルゴリズムによりステップ&整定時間を最適化
- プロファイル成形により振動の発生を防止NanoPWMなどの独自特許技術により100,000:1を超える制御電流のダイナミックレンジを達成し、ナノメートル台の追跡誤差とサブナノメートル台の静止ジッターを実現
- レーザー用途や検査に対応した包括的なトリガー機能
- ガントリーソリューション向けに3自由度の位置決め誤差補償およびヨーイング補償を一体化