電圧をかけると、ピエゾチューブの直径、軸方向の長さ、肉厚が変化します。 分割された電極を使用することで、曲げ動作により正確な横方向の変位を発生させることができます。 このような精密かつ超高速動作は、マイクロドーズやインクジェット印刷から、小さな物体の精密な位置決め、ガラス繊維のひずみや移動、超音波の発生に至るまで、多くの用途に利用できます。
要望に応じたカスタマイズバージョン
PI Ceramic社では、カスタマイズ製品と標準製品の両方に対して、適切な材料の選定から用途に基づくソリューションの開発に至るまで、幅広いサービスを提供しています。 ピエゾチューブの寸法は、一定の範囲内であれば選択可能です。 ご要望の仕様や用途に応じて、接点、コーティング(例:>> パリレンやその他の化学的コーティング)、接合方法は変更可能です。 1 Tを超える磁場強度に対応する非磁性タイプもあります。
チューブに横方向の動作を発生させるために、ピエゾチューブに複数の分割電極を設けることができます。 ラップアラウンド接点を使用すると、機械アセンブリ内の便利な位置に電気接点を配置することが可能です。
スクリーン印刷(厚膜)またはスパッタリング(薄膜)を使用した電極コーティングに加えて、内径1mm以上のチューブを無電解ニッケルでコーティングすることも可能です。 コーティングの厚みは1〜5µmです。
>>特別なアダプターを使用すれば、4分割された電極付きの小さなチューブを顕微鏡下で簡単に接触させることができ、機能を損なうこともありません。
電極の接点と設置方法によって、XY方向と軸方向に異なる変位が発生します。 たとえば、内側が正の分極方向、外側が負の分極方向を持つチューブの場合、単一の外側部の変位方向は次のようになります。
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Material Data
Datasheet Tubes with Connector
User Manual A000T0047
Handling and Electrical Contacting of Piezo Components