レバーヘキサポッド
高い動的性能と耐久性を備えた、6軸位置決めのための精密レバーメカニズム
当社の革新的なレバーヘキサポッドは、堅牢なボールベアリングと直接動力伝達を組み合わせることで、ねじ駆動などが不要になります。 これにより、優れた耐久性と最大限のダイナミクスを提供する、コンパクトなシステムが誕生します。 各ヘキサポッドの支柱の基点を円形軌道に沿って高精度に変位させることで、ミリメートル単位の作業空間内でカバープレートの姿勢をマイクロメートル精度で制御可能です。 従来のヘキサポッドシステムは、ねじ駆動で脚の長さを調整します。一方、レバーキネマティクスは、よりフラットな設計で動作を大幅に加速できます。
ドリフトが少なく、再現性が向上

ドリフトが少なく、再現性が向上
モーターはヘキサポッド構造の奥深くに配置されているため、熱源がレバーアームやパッシブストラットに直接接近することはありません。 これにより熱の影響が最小限に抑えられ、要件が厳しい用途においても優れた再現性を実現します。

レバー原理に基づき、ドライブはヘキサポッドのキネマティックシステムの奥深くに配置されているため、コンパクトで平坦な設置スペースで、高精度かつダイナミックな6軸位置決めが可能になります。 これにより、高い熱安定性と長寿命が実現します。
Christian Sander博士、パラレルキネマティック技術開発責任者
レバー機構: 未来を拓く最先端技術
当社は現在、さらに2つのバリエーションを開発中であるのに加え、システムの1つが幅広い分野で認定を受けています。具体的には、ステッピングモーターを搭載した宇宙用途向けのバリエーション、ピエゾドライブを搭載した低温用途向けのバリエーション、そして産業用途向けのバリエーションです。 さらに、当社の開発チームは、電源障害時でもシステムの安全性を確保できるように、統合安全ブレーキの開発に取り組んでいます。 将来的には、当社のレバーヘキサポッドは、フォトニクス分野のアライメントやパッケージングなど、幅広い用途に対応する予定です。 直接的な出力伝達と優れた放熱性により、クリーンルームや真空環境での使用に最適です。