体外診断用医療機器 (IVD) は、現代の検査業務に欠かせないものとなっています。高度に自動化されたシステムは、血液、尿、組織などの人体からのサンプルを分析します。感染症、癌、炎症を検出し、迅速な診断と標的治療を可能にします。IVD分析プロセスにおいて、試料準備は重要なステップです。可能な限り正確かつ迅速に、汚染のない状態で、できれば分析装置内で直接実施する必要があります。
>> 超音波トランスデューサ はIVDデバイスの非常にコンパクトな機器として使用されています。超音波を使用すると、細胞構造を接触することなく完全に粉砕分するため、汚染されることがありません。DNAのような細胞区画は血液や他の体細胞から放出され、例えばウイルス検出において外来DNAをチェックする際に直接分析されます。さらに、超音波装置は、IVDのための分析装置およびマイクロ流体ユニットでサンプルの効率的かつ迅速な混合することを可能にします。
>>液体を取り扱うアプリケーション用の超音波トランスデューサ は、数10 kHzの範囲の強力な振動を発生させます。エネルギー消費が比較的少ないため、据え付けの医療機器やモバイルポイントオブケアソリューションに特に適しているほか、他の医療用途にも対応可能です。
