モジュールコンセプトにより、お客様の要件に合わせてE-713モーションコントローラーを構成できます。 E-713モーションコントローラーは、さまざまな駆動方式で最大16個の論理軸を協調制御します。 これには、最先端の制御・線形化アルゴリズムが用いられます。 オプションのデジタル・アナログインターフェースにより、動作の自動化をサポートします。
マスターモジュールは、論理軸の動作を調整します。 特定の用途に応じて、軸の動作は最大64個のドライブチャネルと32個のセンサーチャネルに基づいて行われます。 マスターモジュールは、例えば軸に関連させた値とチャネルに関連させた値の変換や、パラレルキネマティックおよびPiezoWalk®ウォーキングドライブ(PICMAWalk、NEXLINE®など)の制御値の計算などを処理するため、ユーザーは動作を簡単に制御できます。
柔軟に構成可能なデータレコーダーを使用して、モーター制御、速度、位置、位置誤差などの動作データを記録可能。 コントローラー上でマクロを実行すると、スタンドアロン操作が容易になります。
内臓ウェーブジェネレーターは、周期的な動作プロファイルを保存・出力できます。 例えば、スキャン用途における一般的な高速周期動作の場合、オプションのダイナミックデジタル線形化(DDL)により、軌道追従性を最大3桁向上できます。
E-713モーションコントローラーは、内蔵アルゴリズムとオプションの高分解能・高速アナログ入力を使用して、PIの高速マルチチャネルフォトニクスアライメント(FMPA)テクノロジーをサポートします。 FMPAにより、入力・出力・自由度ごとに、フォトニックコンポーネントのアライメントを並列で最適化することが可能です。
PIMikroMoveユーザーソフトウェアは、プログラミングスキルがなくてもモーションコントローラーをすばやく立ち上げが可能で、FMPAルーチンなどの信号や操作をグラフィック表示できます。 さらに、C、C++、C#、NI LabVIEW、MATLABなどで使用できる、広範なドライバーセットも提供しています。
PiezoWalk® ドライブは、高い信頼性、高い位置分解能、長期安定性が要求される半導体業界向けに10年程前に開発されました。
デジタルテクノロジーにより、従来のアナログ技術にはなかった制御工学使い、パフォーマンスを改善する可能性があります。
PI社のデジタルコントローラの標準インタフェイスは、高速USB, TCP/IP, RS-232です。 更にPI社は、デジタル又はアナログのリアルタイム対応インターフェイスを提供しています。
幅広い分野で、さまざまな装置をナノメートルの精度で1列に揃える必要性が増しています。小型カメラのレンズやレンズアセンブリといった光学部品や、さらにはCCDチップ自体などを、これまで以上の精度で配置しなければなりません。